日本代表、2014年ブラジルへBACK NUMBER
ザックジャパンで先発並みの存在感。
3-4-3で注目の清武弘嗣&酒井宏樹。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byAsami Enomoto
posted2012/05/07 10:30
五輪代表では大黒柱となった清武弘嗣(写真右)はA代表でも期待の存在。酒井宏樹はA代表キャップはないが、ザックもその能力を高くかっている。
五輪世代がより活躍すればW杯での日本の躍進もある!?
五輪世代がもっともっと先発争いに食い込んでいくことになれば、サバイバルレースが激化してチームにもいい影響を与えるはず。
前回の南アフリカW杯最終予選では北京五輪世代の内田篤人が初戦のバーレーン戦で先発したが、その後も長友佑都や岡崎が内田の後を追うようにA代表を“侵食”していった。結局W杯本番では、彼らがチームの主力レベルにまで成長していたのだ。
ブラジルW杯を見据える意味でも、そして夏のロンドン五輪本大会に弾みをつける意味でも、清武と酒井にはA代表先発の座を貪欲に狙ってほしいものである。
合宿の最後に清武、酒井らを集めてコミュニケーションを取ったザッケローニは、さらなるレベルアップを彼らに求めたという。
移籍問題、最終予選、ロンドン五輪……。彼らにとっては大忙しの、充実した夏を迎えることになりそうだ。