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岡崎も認めた酒井高徳の潜在能力。
シュツットガルトも来季は優勝争い!?
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byItaru Chiba
posted2012/04/19 10:30
ドイツの2大紙『キッカー』『ビルト』でベストイレブンに選出されるなど酒井の評価はうなぎのぼり。『WELT』紙は「すぐにでも彼を帰化させるべき」とも。
失敗に学んだラバディア監督のチーム作りは結実するか。
チームを率いるラバディア監督は、3シーズン前にはレバークーゼンを率いてシーズン途中に首位に立ったものの、終盤戦に失速。わずか1年でチームを追われた。2シーズン前には、ハンブルガーSVを率いて開幕ダッシュを見せたものの、またもシーズン終盤に一気に失速。シーズン終了を待たずして解任された。
そして、昨シーズン途中にシュツットガルトにやってきたとき、こんなセリフを口にした。
「これからは新しいラバディアをお見せする」
ラバディア監督は、過去の失敗に学び、シーズン終盤に調子を上げるチームを作り上げつつある。
現在のチーム力が本物であれば、来季、岡崎と酒井のいるシュツットガルトがブンデスリーガで優勝争いを繰り広げていたとしても、なんら不思議ではないのだ。