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どん底まで墜ちた盟主インテル。
次期監督候補に挙がる名前とは? 

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弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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posted2012/03/13 10:31

どん底まで墜ちた盟主インテル。次期監督候補に挙がる名前とは?<Number Web> photograph by AFLO

27節終了時点で7位のインテルは3位のラツィオと勝点差8。CLどころかEL圏内も危ない。

無冠時代の無頼精神を取り戻すことが再建の第一歩に。

 中東や東欧、米国MLSで監督経験を重ねた無頼派は、現役時代の12年間に苦楽を共有した心のチームである古巣からひとたびオファーあれば、何をおいても馳せ参じるだろう。

 2季前のパレルモ時代に薫陶を受けたFWカバーニ(ナポリ)も「イタリアサッカーの哲学を叩き込んでくれたのがゼンガだった。インテルのベンチにふさわしいのは彼しかいない」と強く推挙する。

 今のインテルは首位争いから大きく外れ、来季CL出場すら望めない、いわゆる“アウトサイダー”だ。もはや頼るべきエトーもモウリーニョもいない。

 誰が新指揮官になろうとも、スマートな勝ち方と栄光は忘れ、無冠時代の無頼精神を取り戻すことがインテル再建の第一歩になるはずだ。

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