ロンドン五輪代表、最大の挑戦BACK NUMBER
<五輪代表連続インタビュー#2> MF・扇原貴宏 「シャビのような完璧な技術を」
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byAtsushi Hashimoto
posted2011/11/21 10:31
清武弘嗣、原口元気、山村和也が欠けたチームにあって「五輪代表は誰が出ても絶対に結果を残さないといけない場だから」とチームを奮い立たせる熱いコメントをした扇原
◆◆ 扇原貴宏を知るための7つの質問 ◆◆
<質問1> もし自分が他の選手と入れ替われるとしたら、誰と入れ替わりたい?
「シャビ。見ていてすごく上手いし、ああいうプレーヤーになりたい」
<質問2> ボランチに向いていると思ったのはいつ頃?
「高校1年生のときかな。小学生のときはFWとかトップ下でやれていたけど、中学ではまわりのレベルが上がって、しかも『俺、ドリブル得意ちゃうわ』って思った。逆に、ワンタッチ、ツータッチで人にパス出したりするのが得意やなって思って、だんだんポジションが下がってきて高校のときに落ち着いたという感じです」
<質問3> 自分がほしい武器は?
「技術。完璧な技術がほしい。シャビぐらいの技術があれば、絶対的な選手になれると思うんで」
<質問4> 自分の嫌いなところは?
「すぐカッとなる自分がいやですね。昔からそれでよく怒られた。中学のときはキャプテンをやらされました。監督に『お前はすぐキレるから、冷静になれるように』って言われて」
<質問5> チームメイトに求めることは?
「サポート。自分みたいな選手はひとりじゃ何もできないし、まわりがいてこその自分だと思っています」
<質問6> 結婚は早くしたい? それとも遅いほうがいい?
「早く結婚して落ち着きたい。いずれ寮から出るときが来るので、ずっと独身やと食事面とかで困る」
<質問7> 何をしているとき気分が上がる?
「サッカー以外ではボウリング。ベストスコアは220です。納得の行くスコアが出たときは、ほんと気持ちいい。ちなみに投げるのは右手です」
扇原貴宏(おうぎはらたかひろ)
1991年10月5日大阪府生まれ。セレッソのユース育ちで2010年にトップチームへ昇格。クラブでは、センターバックや左サイドバックでもプレーしたが、現在は主にボランチ。U-16時代から日本代表に選出されていた。184cm/72kg