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イブラのバルサ批判が激辛過ぎる!!
好調ミランを支える“バッドボーイズ”。
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byGetty Images
posted2011/11/18 10:30
11月23日、グループH首位のバルサを2位ミランがホームで迎え撃つCLの大一番。イブラヒモビッチの言動にも注目が集まる
最強バルサを前にしても“BAD BOYS”は怯まない。
ここ四半世紀ほど振り返れば、ミランの攻撃を彩ってきたフリットらオランダトリオや怪人ウェアといった型破りで破天荒なプレイヤーたち、いわゆる“BAD BOYS”の存在感が際立っている。遺恨対決に怯むような小心者では、決してミランのFWにはなれない。38歳となった今も、インザーギはひとたび出場すれば欧州中のGKに畏怖されるFWだし、今冬の獲得補強が噂されるマキシ・ロペス(カターニャ)やドログバ(チェルシー)にしても、いずれも一筋縄ではいかない曲者たちだ。
バルサとの一戦を前に、アッレグリもまた偽悪的に言葉を選ぶ。
「(CL第1節)カンプノウでのドローの後、“うれしい”とは言ったが、あれはとぼけて見せただけ。対戦相手が勝手に萎縮してしまうほど、今のバルサは強い。勝つためには“彼らを倒せる”という揺るぎない自信が必要だ。イブラもさぞやる気になってくれるだろう」
“ベビーフェイス(善玉)”対“BAD BOYS”。レアルやプレミア勢ばかりではない。バルセロナに対するアンチテーゼとして、ミランはCLグループH首位通過をかけて欧州王者を迎え撃つ。