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英国で「ルーニーする」が流行る!?
“神童”の植毛カミングアウトの余波。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2011/06/23 10:30

英国で「ルーニーする」が流行る!?“神童”の植毛カミングアウトの余波。<Number Web> photograph by AFLO

リゾート地でオフシーズンを過ごすルーニーの姿がスクープされた時の写真。右前頭部に手術跡が残っているが、明らかに以前よりも若く見える。来季のスタート時も頭部に注目が集まるのは必至

 少年時代には「神童」と呼ばれ、今では、マンチェスター・ユナイテッドとイングランドが誇る世界屈指の「10番」として知られる、ウェイン・ルーニー。今年2月のマンチェスター・シティ戦で、華麗に宙を舞って力強くネットを揺らした、「神業」的なオーバーヘッドは記憶に新しい。

 だが、天から類稀な才能を授かったFWもやはり「人の子」、まだまだルックスが気になる、25歳の若者だった。

 6月初旬、ルーニーは、ツイッターを通じて、植毛手術を受けていたことを告白した。

 今時のサッカー選手には、高いプロ意識だけではなく、強い自意識の持ち主も珍しくはない。“セレブリティ”として、四六時中、注目を浴びれば当然かもしれない。

ファッションに無頓着なルーニーも頭髪に関しては……。

 例えば、マンUでルーニーのチームメイトだったクリスティアーノ・ロナウド(現レアル・マドリー)は、選手としての軽快なフットワークと同時に、セレブとしてのルックスを磨くことにも入念と見受けられる。「現役世界最高」を競い合うリオネル・メッシとの比較では、必ずと言っていいほど、サッカー以外には無頓着なメッシと、ピッチ外でもイメージを気にするロナウドという具合に、両者の自意識の違いも話題に上るほどだ。

 そして、ルーニーはメッシに近いタイプだと思われていた。私生活では、ごく普通のカジュアルな服装がほとんど。髪も短く、丸坊主にしたことも1度だけではない。丸い頭に似合っていた坊主刈りは、髪が薄くなっていることを意識しての選択ではなく、本人の好みなのだと思われた。

 しかし当人は、心の中でずっと気にしていたようだ。欧米では、20歳前後で頭髪が薄くなり始める男性が少なくない。当事者にとっては深刻な悩みだ。「25歳にして行く末は見えていたから」とツイートしたルーニーも例外ではなかった。

 改めて写真を見返してみれば、なるほど、16歳で颯爽とプレミアリーグの舞台に登場したエバートン時代には、フサフサとは言わないが、たしかに前髪もあった。一般庶民とは違い、自分の髪の後退ぶりをメディアで目にしなければならないのだから、なおさら辛いところだ。

【次ページ】 オーウェンはルーニーを「顔は12歳だけど頭は60歳だ」。

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#ウェイン・ルーニー
#マンチェスター・ユナイテッド

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