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スタジアムから見える
ブンデス流観戦哲学。 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byGetty Images

posted2009/08/07 11:30

スタジアムから見えるブンデス流観戦哲学。<Number Web> photograph by Getty Images

ヴォルフスブルクのホーム、フォルクスワーゲン・アレナも収容人員は3万程度。ほぼ全試合満員状態だ

いよいよ開幕するブンデスリーガの新たな試みの数々。

 昨シーズンの終了を待って、ヴェルダー・ブレーメンはスタジアムの改修を始めた。トイレやメディアセンターのリニューアルのほか、スタジアム全体に屋根をつけ、ゴール裏のスタンドを整備しつつピッチに近づけることが改修の主たる作業。それでいて収容人数はほとんど増えない。屋根があれば、ファンの声援は反響してスタジアムは熱を帯びる。ゴール裏のスタンドが近づけば、そこから繰り出される応援がブレーメンを後押しし、相手チームを恐れさせる。これも狙いは雰囲気作りにあるようだ。

 まもなく開幕を迎えるブンデスリーガでは、各クラブとも年間シートの売り上げが好調だ。7月末の時点で12クラブの年間シートが売り切れになり、14クラブが昨年と同数かそれ以上の年間シートを売り上げている。

 今季もまた、収容率が高く、良い雰囲気の中でブンデスリーガの試合が行なわれる。環境は申し分ない。さて、試合のレベルはどうか。その答えはこれから明らかになっていくことになる。

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