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4年ぶりの優勝へ向け、ヤクルト投手陣に頼れる男が戻ってくる。
text by

乙武洋匡Hirotada Ototake
photograph byTamon Matsuzono
posted2005/03/31 00:00
2位、3位、2位。'01年に日本一に輝いて以降、あと一歩のところで優勝を逃し続けてきたヤクルトに、“あと一歩”を埋める最後のピースが揃おうとしている。最多勝の実績を持つ藤井秀悟が、復活のマウンドに向かう。
一昨年、開幕直後に「左ヒジ内側側副靭帯断裂」との診断を下された。高校、大学時代にも同じ箇所を痛めているが、2度とも周辺の筋肉を鍛えることで手術を回避してきた。
3度目の故障。藤井は熟考を重ねた末、メスを入れることを選択した。
「手術をすることで、自分の限界が伸びるんじゃないかと思ったから」
2年連続二ケタ勝利。リーグを代表する投手へと成長しつつあったが、同時に停滞感も覚えていたという。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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