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【動画】「こんなに幸せなことはない」帝京の監督として15年ぶり甲子園出場…金田優哉が語る“伝統の強打”の継承と変革「失敗して気づくんじゃダメ」《インタビュー①》
シリーズ3回目に登場するのは、15年ぶりに甲子園出場を果たした名門・帝京高校。前田三夫名誉監督からチームを引き継ぎ、伝統の継承と変革に取り組む金田優哉監督に話を聞いた。《佐藤秀栄コーチ、細田悠貴コーチ、池田大和主将、仁禮パスカルジュニア投手の動画インタビューも公開中です》
神宮球場全体が語り掛けてくるような感覚。それは、金田優哉にとって初めての体験だった。
〈そろそろ帝京、頑張れよ!〉
昨秋の東京大会決勝。帝京は3回に関東一から大量8得点を挙げ、8ー4で勝利した。実に16年ぶりの東京制覇だった。

万感の思いは1月に15年ぶりの甲子園出場が決まった瞬間、金田にどっと押し寄せる。
「悔しい姿っていうのを見続けてきた15年間だったので。感動してしまったというか」
「いつか行ける時がくるから辛抱しろ」――信じた恩師の言葉
自身も高校2年の2002年夏に甲子園を経験した。その金田が母校に帰ってきたのが2011年だ。恩師である前田三夫監督(当時)から「戻ってこないか?」と誘われ、決意を固めた。
そして、この年の夏を境に全国の舞台から遠ざかっていた帝京の再建を託されたのも、金田だった。2021年の夏が終わると、前田から「秋はお前がやれ」と言われた。
「監督が辞められるなんて誰も知らなかったですから。現実味のない話でした」
金田は監督となり、顧みる。前田が築いた「強い帝京」は当たり前のベースがとても高かった──と。だからまず、挨拶の仕方や合宿での立ち居振る舞いなど姿勢を再構築した。
野球もベースを踏襲した。2024年に従来よりも飛ばない「新基準バット」が導入されてもプライドは持ち続ける。コーチ陣と話し合い、1980年代から90年代にかけ「東の横綱」を支えた強打を貫くと、方針を固めた。
〝冬の時代〟が明けずとも、甲子園通算51勝の恩師からの言葉を信じる。
「上位にい続ければ、いつか行ける時がくるから辛抱しろ」

我慢が報われたのが昨秋だった。
「日本一」を目標に掲げるチームは、発展途上だった。東京大会が始まっても金田がこだわる「当たり前」の部分で失態を犯し、落胆させる。このチームは勝って学ばせるべきか、敗けて反省させるべきか? 金田は賭けに出た。
「失敗して気づくんじゃダメだと。その前から根気強く、諦めずにやってよかったです」
未熟なチームは監督の熱量に応えた。選手たちは勝ち続けることで成長を果たし、そして日本一への挑戦権を得たのである。
昨秋までにチームが記録したホームラン数39本は、センバツ出場校でトップ。強打は健在だ。投手陣もエースの仁禮パスカルジュニアを中心に総力戦で試合を制圧する。
「母校で久しぶりに甲子園を戦える。こんな幸せなことはないな、という気持ちです」
東の横綱、復活への道筋は整った。

動画では以下のような話題についても語っています。
- センバツ出場が決まった瞬間の心境
- 野球よりもこだわる「当たり前」
- 指導に生きるサラリーマン経験
- 「伝統の強打」への変わらぬプライド
- 昨秋の東京制覇までの苦しい道のり
- センバツへ向けての勝算
- 前田三夫名誉監督から受け継いだもの
母校を15年ぶりの甲子園に導いた金田優哉監督。名将・前田三夫前監督の意志を継ぐ指導者が築き上げるものとは。約35分間の動画インタビューを是非ご覧ください。(2月20日取材)
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