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【動画】「千葉はめちゃめちゃ好き。だけど…」大倉颯太25歳が語る“移籍”の背景と“2番手PG”の難しさ「今の自分の出来は半分くらい」《アルバルク東京特集②》
特別指定選手時代から足掛け6年在籍した千葉ジェッツを飛び出し、アルバルク東京へ──。昨オフに大倉颯太選手が下した決断に、多くのバスケットボールファンが驚きました。
中学時代から世代屈指の最前線を走り、東海大3年時には2学年下の河村勇輝選手とのガードコンビで日本一を達成。誰もが順風満帆なキャリアを想像していましたが、特別指定選手としてプレーしていた3年時の冬に右前十字靭帯を断裂し、正式入団の翌年にも左足で同様の負傷という、思わぬ展開が待ち受けていました。

「千葉はめちゃめちゃ好きなクラブ。だけど環境を変えたい」
そう思った大倉選手がA東京を選んだ理由の1つは、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチのバスケットボールに魅力を感じたこと。学生時代から寝る間も惜しんでNBAやユーロリーグの映像を見漁ってきた大倉選手は、2019年の中国ワールドカップでリトアニア代表に興味を持ち、そのチームを指揮していたのがアドマイティスヘッドコーチでした。
学生時代の華やかなプレーを知る人にとっては、現在の大倉選手のプレーやスタッツは控えめ……もっと言えば物足りなく見えるかもしれません。しかし、大倉選手はヘッドコーチから求められていることを忠実に遂行すること、そしてその先の「優勝」にプライオリティの大半を置いて、ポイントガードとして静かに成長を続けています。
チャンピオンシップを前に、今の出来は「半分ぐらい」
4月6日の千葉J戦では移籍後初めて接戦のクロージングを任され、見事にチームを勝利に導くことに成功。アドマイティスHCは「ソウタは練習でも試合でも私の求めているプレーを突き詰めてやり切ろうとしているし、今日もそれまでの時間帯でしっかりゲームをコントロールしていた」と抜擢の理由を説明し、その日のパフォーマンスを高く評価していました。
先発のポイントガードを務めるテーブス海選手や、リング下で献身的なファイトを続けるセバスチャン・サイズ選手、長身オールラウンダーのライアン・ロシター選手……。リーグのトッププレーヤーが多数揃うA東京ではありますが、短期決戦のチャンピオンシップはチームとしての総力が問われる大会です。
「今の自分の出来は……半分ぐらいじゃないですかね。ただ、この半分はやるべきことをやって作ってきた土台で、あとはこれから『チャンピオンシップで勝つために何が必要か』を考えて積み上げるものだと思う。レギュラーシーズンでは負けてはいけない相手に負けたりしていい経験をさせてもらったので、それをうまく活かしていきたいです」

動画ではほかにも以下のような話題について語っています。
- 初めての移籍に際して感じた難しさ
- アドマイティスHCから求められている役割
- 〝ポイントフォワード〟ロシター選手との共存
- 2番手ポイントガードの面白さ、難しさ
- 参考にする選手、憧れている選手
シーズンを通して培ってきた経験、そしてそこから生まれた課題を「Xファクター」(未知の要素)としてフルに活用するだろう大倉選手の躍進が楽しみになる約30分の動画インタビューとなりました。(4月2日取材)
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