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【動画】「正直、横浜高校との力の差は…」主将・加藤大成が明かすライバルへの本音と、2025年の健大高崎が克服した「メンタルの弱さ」とは?《インタビュー特集④》
シリーズ2回目に登場するのは、この15年で急速に存在感を増してきた健大高崎高校だ。監督、コーチ陣に続き、1年時から強豪で主力となり、キャプテンを務める加藤大成選手に話を聞いた。《青栁博文監督、生方啓介部長、小谷魁星コーチの動画インタビューも公開中です》
加藤大成は北海道出身だが、中学時代は同郷の石垣元気や下重賢慎との面識はなかった。健大高崎でチームメートとなり、ふたりのユーモラスな一面を知ったのだと笑う。
2025年の3年生には、個性的な選手が多い。主力の秋山潤琉と杉山翔大は、場を盛り上げるムードメーカーだが、時としてふざけ過ぎてしまうこともあるという。だからといって、加藤はキャプテンとして一方的に戒めることはしない。それは、彼らがひとたびグラウンドに立てば、無類の集中力を発揮することを知っているからだ。
「それが僕たちの野球だと思うんで。全員がやりやすい環境でやるために、同じ立場、同じ目線になって指示を出すことが、このチームには一番、適しているのかと思います」

監督の青栁博文から「冷静」と評価され、キャプテンに任命された加藤は、高いレベルを求めて健大高崎へと進学した。
そのきっかけは中学2年、リトルシニアの日本選手権だった。札幌新琴似シニアでプレーしていた加藤は、初戦で江戸川中央シニアと対戦して敗れた。相手の3年生で中心選手だったのが、健大高崎でキャプテンとなる箱山遥人とファーストの森山竜之輔だった。
「実際に戦って打球の速さが全然違いましたし、体の大きさもふた回りほどデカかった。それを見て『レベルの高い関東でやりたい』という想いになりました」
青柳から「1年の秋から主力になれるように」と実力を認められ、健大高崎へ進むことを決意した加藤は、その期待に応えた。1年秋にセカンドのレギュラーとなると、翌春のセンバツではサードを守り、打率3割3分3厘を記録。同校初となるセンバツ優勝に貢献した。
加藤はチームの旗印である「機動破壊」をはじめ、緻密な野球を学ぶことで着実に選手としてのレベルアップを果たしている。それでも、健大高崎に進学したことで最も伸びたのはリーダーシップだと明かす。
「(キャプテンシーは)箱山さんから教わったところもあります。一番、成長したのはメンタル面だと思います」
昨年のセンバツで優勝し、夏も甲子園出場を決めたチームは、周囲から「勝って当たり前」とみなされる強者となった。

その健大高崎にとってライバルであり、再び日本一になるために越えなければならない壁として立ちはだかったのが横浜だった。加藤が新キャプテンとなってチームを率いた秋の関東大会決勝で敗れ、リベンジを期した今年のセンバツ準決勝でも敗北を喫した。横浜と対峙した実感としては、2試合とも「力の差を感じなかった」という。にもかかわらず勝利できなかった原因について、加藤はこのように分析している。
「自分たちの力を発揮できなかったと感じていて。チームとしてメンタルの弱さが目立ったのかな、とは思っています」
監督から評価されているように、加藤には物事を俯瞰できる冷静さがある。それと同時に彼が密かに宿しているのが、情熱だ。
「箱山さんと一緒にいて、(情熱を)まといましたかね」
加藤がにやりと笑う。箱山ほど真っ直ぐには表現することは滅多にないが、個性派を束ねるための信念は携えている。
「ミーティングで発言したことに対して、自分自身がブレたらダメなので。言ったからには、責任を持って実行したいです」
弱さを認め、強さを求める。健大高崎の揺るぎなき支柱。「史上最強」と評されるチームに、このキャプテンあり。

「ライバル·横浜高校」の存在
動画では以下のような話題について語っています。
- このチームの“面白い投手”は誰?
- 箱山キャプテンから学んだこと
- 「負けない野球」を実現するために秘める思い
- 2025年の「機動破壊」とは?
- 「ああいう人になりたい」と思わせる存在
- 「ライバル·横浜高校」はどれくらい意識する?
- 進学時に青栁監督から言われたこと
健大高崎で1年生の秋から主力を務め、キャプテンとしてチームを引っ張る加藤選手。強豪校の選手としての自覚に溢れた、約23分間の動画インタビューを是非ご覧ください。
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