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【動画】「自分が日本のトップレベルだとは思ってない」赤﨑暁が東京マラソンで“日本新”を狙い、これからも狙い続ける明確な理由「大学時代からずっと…」《インタビュー》

2025/05/01
アップダウンが激しく、オリンピック史上最も過酷なコースと言われたパリ五輪・男子マラソンで、6位入賞を果たした赤﨑暁(九電工)。3月の東京マラソンでは、日本新記録を狙って2時間3分台を目指す第2集団でレースを進めるも、終盤に失速して2時間7分48秒で17位(日本人6番手)だった。果敢に攻めたこの経験をどう生かすのか。日本マラソン界の今後を担う27歳に話を聞いた。

「これからまだチャンスはある。そこでしっかりと日本記録を出したい」

 3月、ニューバランスの新しいスタイルの店舗「Run Hub 代々木公園」のにオープン記念イベントで、トークショーに登壇した赤﨑は力強くこう語った。

 それまでトークショーでは、この店舗を利用するであろう市民ランナーへの参考にと、自分自身のランニングスタイルについて軽快なトークを見せていた。「どこか地方にいったときも観光ジョグという形でいろんな所に走りに行って、スマホを持って景色を撮ったりとか」と笑顔を見せ、オフの期間だったというイベント当日の朝も都内のあるランニングスポットを走ったという。

「代々木公園を6、7周ぐらいしました。18kmぐらいですかね。周りの景色を見ながら走るので、普段とは違う場所は新鮮で楽しくなっちゃいます」

photograph by Kiichi Matsumoto
photograph by Kiichi Matsumoto

 だが、3月初旬の東京マラソン、そして今後の目標に話が及ぶと目つきが変わり、飛び出したのが冒頭の「日本新」コメントだ。

 その真意はどこにあるのか、東京マラソンの走りを本音ではどう捉えているのか。イベント終了後に独占インタビューで話を聞くと、具体的なコメントが飛び出してきた。

「(東京マラソンで)あの走りをしてしまった自分は、まだまだ弱いなと思いますね。弱さというのが、メンタル面なのか、走力(スピード)なのか、スタミナなのか。自分に何が足りなかったかをスタッフと話合いながら見つけていけたらな、と」

「トラックでのスピードを磨いていかないといけないと思います。1万mでは27分20秒、5000mでは13分10秒とかを視野に入れています」

photograph by Kiichi Matsumoto
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 その他にも以下のトピックについて話を聞いた。

  • 東京マラソンの「初体験」で見つけたもの
  • フルマラソン5本。右肩上がりで成長した実感は?
  • パリ五輪で入賞できた明確な理由
  • 「自分が日本でトップレベルではない」のは何故か
  • 「周りは気にしない」。でも同級生は気になる?
  • 愛用するFuelCell SuperComp Elite v4の「反発がキレイ」とはどういう意味か
  • 「恩をしっかりと結果で返したい」ニューバランスへの強い思い

 日本のマラソンシーンの中核にいながらも保ち続ける謙虚な姿勢。2024年にはニューバランスとアスリート契約を結んでいるが、稼ぎ方に関してドライな考え方をする選手も増えてきた中、その契約に関しても義理と人情を感じさせる真っすぐな言葉の数々が印象的だった。

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