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【Podcast】「彼らはこのクラブに未来を見出せなかった」東京ヴェルディ・城福浩が語る就任直後の“主力の移籍”と「年寄り」批判への答え《長すぎるインタビュー①》
2024/12/18
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Number1110号に掲載した東京ヴェルディ・城福浩監督の記事「“基準”が生んだ復活劇」。聞き手を務めたのはヴェルディの公式カメラマンも務める近藤篤さんですが、記事のベースになったインタビューは2時間超にも及びました。その内容は、FC東京、甲府、広島と数々のクラブで指揮を執ってきた63歳の監督哲学が滲む濃密なもの。今回、誌面では掲載できなかった部分を含め、インタビューの様子をほぼまるごとポッドキャストにして、前編、中編、後編の3本立てで公開します。燻っていた緑の名門・ヴェルディはいかに変わったのか。ファン、サッカー関係者、そして組織マネジメントに興味のある方にも必聴の合計約80分です。
「去年、もっと言えば一昨年の6月に自分がヴェルディに来た時から話をさせてもらっていいですか? その年の夏にも主力が出ていって、冬にも出ていったんですね。まあ、かなり慰留しましたけどね。僕がよくわかったのは、彼らはこのクラブにいて未来を見出せなかったということですよ」
インタビューの冒頭、今季の開幕前のことを問おうとすると、城福はこんなことを語り始めた。自分が指揮をするチームに選手たちは未来を見出せなかったーー。かなり衝撃的な告白に、グッと心を掴まれ、城福の言葉に引き込まれていった。
「たまたま2022年は6連勝で終わったんですけど、それでも9位でした。でも、バジェットから言ったらむしろ上出来ぐらいでしたし、選手の流出っていうのは止められるクラブじゃなかったんですよ。2023年も我々がJ1への昇格争いに名乗りを上げるかどうかっていうと、まあほとんどの人がそういう風には思ってなかったですし、それはそれで正当な評価だと思ってました」
ここから城福が言いたいことの核心につながっていく。
「でも、選手のメンツをぱっと見てそれで順位が決まるんだったら、僕らの存在はいらないわけですよ」
では2023年のJ1昇格、そして2024年のJ1で6位という躍進を、63歳の指揮官はどう成し遂げたのか。このポッドキャスト前編では以下のようなトピックを聞いている。
- 監督就任時の「年寄り」批判をどう受け止めたか
- 「変えられるのは日常しかない」の意味は?
- 久しぶりに飛行機を使った沖縄でのキャンプで感じたこと
- 緑のユニフォームから伝わる伝統
- レンタル移籍で選手を獲得する時に重視するもの
- 今季「やれる」という確信を掴んだのはいつか?
- マリノスとの開幕戦、翁長聖にかけた言葉
- J1監督の椅子は「20席しかない」は本音
※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。
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photograph by Atsushi Kondo