
ヴェルディがピッチ上で表現したいサッカーについて話を掘り下げていたインタビューの中盤、0−5で敗れた町田ゼルビア戦について触れた時、近藤篤さんが以下のような質問を投げかけた。
<個人的な印象としては、長篠の戦いじゃないですけど、陣羽織を着た大将・城福浩が「いけー!」って叫んで騎馬隊が突っ込んで行くんだけど、町田軍の鉄砲でパパパパパパって打たれて倒れてしまう。そしたらまた城福浩は「いけー!」って、その繰り返し。あの試合は、戦国時代の合戦を見せられているような気がしました。僕は、あの0−5は城福浩という人の感情が引き起こしてしまったではないのかって思ったんです>
この独特の質問に、城福はこう応じる。
「それはね、否定できない。っていうのは、自分が相手を意識してないっていうか、いつもの通り準備をして、いつもの通り謙虚にその試合に向かわせるんだけれども『勝たしてあげたいな』って(強く思ってしまった)。どの相手に勝っても、同じ勝ち点3なので、差はあるはずがないんですけど、人間なんで濃淡があるじゃないですか」
そして結果として、「町田のインテンシティの強さと縦の速さに押しつぶされた」と振り返る。今季のターニングポイントの一つだったという大敗から何を学び、チームはどう変わったのか。城福の口調は熱を帯びていった。
このポッドキャスト中編では、以下のようなトピックを話をしてもらっている。
- 「パスを繋ぐ」が目的になってしまうという罠
- やりたいのは「ヘソを使い、相手の裏をとるサッカー」
- 今季、最もやりたいサッカーを表現できた試合は?
- 町田戦後のミーティングで語った「俺らも変わる」の真意
- 矢印を「自分たち」に向け続けるための考えていること
- 練習中の「笛」をコーチに任せた理由とは?
- 長友佑都と握手をしながら頭に過ぎる後悔
※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。
プラン紹介

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
このシリーズの動画を見る
記事