これも格闘技系の影響だろうか、最近の日本のボクシング界、亀田3兄弟の兄・興毅を筆頭に以前は稀だった“ビッグマウス”が増えてきているように思える。「KOセンセーション」と称して日本S・フェザー級のトップコンテンダーにのし上がってきた真鍋圭太(25歳)もその一人だ。
4月2日後楽園ホールで日本王者・本望信人(27歳)に挑む一戦は今季チャンピオンカーニバル屈指の人気カードとして注目される。真鍋は前哨戦でKO勝ちしたリング上で大胆にも「本望をKOするところを見たい人は後楽園ホールにきて」と呼びかけた。
ビッグマウス型は「コメントが面白い」とメディアへの露出も多いが、正統派のファンには「際物」として実力を疑問視されがち。いくら大言壮語しても負けてしまっては商売にならないから、プレッシャーも相当なものだろう。これを克服した一番の成功例はカシアス・クレイ、後のモハメド・アリである。
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