世界のボクシング界の'05年をどう総括したらいいのだろう。
'04年は「スーパースター凋落の1年」と言われたが、'05年は凋落がより決定的となった1年ではなかったか。二流選手ケビン・マクブライドに惨敗し「俺はもうアニマルではない」と自らボクサーであることに引導を渡し引退(たぶん)したマイク・タイソン。天敵サウスポー、アントニオ・ターバーに連敗したロイ・ジョーンズ(引退を拒絶しているが)。プロ入り14年目にして初めて不戦の1年を過ごしたオスカー・デラホーヤ。12年間の不敗記録に終止符を打った40歳のミドル級王者バーナード・ホプキンス。さらにはヘビー級王者ビタリ・クリチコまで引退するに至っては、いよいよ世界リングのスター不足も深刻である。
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