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「つべこべ言わずに走るしかない」塩貝健人が熱く語るスコットランド戦“人生を拓いた12分間”の舞台裏「W杯の目標は得点王。頑張る理由になればいい」《独占インタビュー》
チャンスはたった一度だけ、それも12分間と限られた時間しかない。
北中米ワールドカップのメンバー入りへ、A代表デビューなのにラストチャンス。「無理ゲー」に近くとも、逆にアドレナリンがあふれ出す。それが塩貝健人という“規格外メンタル”のストライカーだ。
入れ替え戦に敗れ、所属するヴォルフスブルクのブンデス2部降格が決まった翌々日、彼は日本代表に合流するために羽田空港に降り立った。心配するまでもなく、気持ちの切り替えは既に完了済みだった。
「(降格した)試合当日は悔しくて腹が立ちすぎて。延長後半からしか出られなかった状況や自分に、納得がいっていない。ただ終わったことをいつまでも気にしてもしょうがない。あまりに悔しいこの経験があって良かったと思えるようにするだけなので」
ワールドカップで活躍するという決意を一層強めていた。羽田空港から都内まで移動する車中で実施するインタビュー。“運命を変えた12分間”をテーマにしたいと伝えると、彼は軽く頷いた――。
「日々の行ないの先に、ワールドカップがあると思って」
異色の経歴を誇る。横浜FCジュニアユースからユースに昇格できず、進学した國學院久我山高でもその名を知られるようになったのは高3からだった。

速く、何より勝負強く。当時関東3部の慶應義塾大ソッカー部でのプレーに目を留めた横浜F・マリノスから内定を得たものの、大学2年時の2024年夏にオファーを受けたオランダ1部NECへ加入を決める。そして2年目の今季、約4カ月間で公式戦9ゴールを挙げてブレイクした。
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