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【動画】「ようやくこの領域に…」創価大学・榎木和貴監督が語る小池莉希の変化と“鉄人”山口翔輝への期待「あんなに練習する選手はいない」《徹底解剖①》

2026/06/30
 大学駅伝の注目チームを動画インタビューで掘り下げる「徹底解剖」シリーズ。今回は昨年度の出雲駅伝で3位となり、三大駅伝で優勝を狙える力を示した創価大学をピックアップ。指導者と選手合わせて5名に、チームの現状や個人として思い描く未来について話を聞いた。
 最初に登場をするのは榎木和貴監督。指揮官が語る、本物のエースに成長した小池莉希の能力、箱根駅伝では実力を発揮しきれなかった山口翔輝の底力、5000mで13分台のタイムを持つ強力なルーキーたちの素質の高さ、そして今季の目標とはーー。<小池莉希、山口翔輝、菅野元太の各選手、そして川嶋伸次総監督の動画インタビューも近日中に公開です> 

「小池はやっぱりトラックで勝負させたいという気持ちが、川嶋(伸次)総監督にも私にもありまして。5000mの13分30秒切り、10000mの27分台というのは3年生の時にクリアしてほしかったタイムではありましたが、これまではなかなかうまく噛み合っていなかった。ようやくこの春シーズンにそこの領域までしっかりと上がってくれてきたのは、我々としてもホッとしています」

 トラックシーズンで活躍著しい小池は、もともと高いポテンシャルを持っており、練習を見ていると昨年の秋口ぐらいからは「いつ目標の記録を出してもおかしくない」と感じる部分があったという。

「ようやくそこにたどりついたな、というところですね」

 小池の飛躍のきっかけとしては、年始の箱根駅伝6区の区間賞を挙げる。

「やはりスピードを追求していく中で、下りの(1km)2分30秒を切って走るということの動かし方がつかめたことがあると思います。壁となっていた部分がなくなったなというのは感じましたね」

 小池の6区起用は、外部から見ていると少し意外に感じるところもあった。適性を見極めたのか、チーム事情での起用だったのか、と質問をぶつけてみると、意外な答えが返ってきた。動画インタビューではその背景を含めてじっくり語ってくれている。

©️Yuki Suenaga
©️Yuki Suenaga

山口は「攻める練習をやりすぎて…」

 もう1人、箱根駅伝で特に活躍を期待されていたのは、3年生の山口翔輝だ。全日本大学駅伝のアンカーを走った1週間後に、世田谷246ハーフマラソンで優勝。しかし、本番ではその実力を発揮しきれず、4区区間15位と苦しい走りとなった。

「全日本が終わって、世田谷で勝って、その後もずっと調子が良くて。練習も我々が抑えさせても、攻める練習を12月中旬ぐらいまでガンガンやってたので、そこの疲労が箱根の時に一気にピークに来たかなという感じでしたね」

 山口が箱根駅伝前にも攻めた練習をしていたのは、2月に延岡西日本マラソンでMGCを獲得する、という目標があったからだという。

「まず箱根が100でなければいけないのに、そこの先を見させてしまいました」

©️Yuki Suenaga
©️Yuki Suenaga

「箱根の時に100を出さないと意味がない」という話をしていたものの、調子が良いが故に攻め過ぎてしまった、という反省をしたと榎木監督は話す。今シーズンも立て続けにハーフマラソンに出ているが、パフォーマンスをしっかり意地し、勝負どころではチームの求める順位を獲得している。「少しそこで学習したかな」と評価する。

 そして今シーズンの創価大は、13分台ランナーが6人入学したことでも話題となった。そのうち4人は早速関東インカレに出場し、1500mで田村幸太が4着、内田涼太が6着、保芦摩比呂が9着。5000mでは村上遵世が11着となり、13分46秒35で自己ベストを更新した。

 小池とともに練習をしているが、すでに小池の設定ペースの8〜9割で練習をこなせているといい、今までの新入生とはまったく違うという。どのようにスカウティング、声がけをしていたのか…ぜひ、動画で確認してほしい。

吉田響の初マラソン、榎木監督はどう見た?

 動画ではほかにも、以下の話題を話している。

  • 「今年は往路じゃない」エース小池の6区起用舞台裏
  • 引き続き課題の「中間層」をどう底上げしていく?
  • 「今までに見たことがない」出して出して、出し切る山口という選手
  • すでに生まれているルーキー内の競争意識
  • 吉田響の初マラソン、榎木監督はどう見た?
  • 「10000mが主戦場になる」小池が目指す世界
  • ガラリと変えた目標の立て方とは?

 前半シーズンから存在感を示した創価大学。榎木監督の丁寧な答えで、チームの現在地がよくわかる取材となった。今後公開予定の動画と合わせてぜひご覧ください。

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photograph by Asami Enomoto

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