神の子メッシの後継者として、サッカー界の期待を背負った19歳。何度失敗してもドリブルで仕掛け続ける。決勝でも貫いたその積極的な姿勢が、優勝を決定づけるゴールを生んだ。(原題:[神の後継者]ヤマル「19歳、駆け抜けた夏」)
2006年6月30日、“神の子”はドイツの地で絶望を味わった。
「僕だってチームを助けたかった。でも、できなかった……。大会からあんなふうに追いやられるなんて不公平だ」
アルゼンチン代表の背番号19。19歳のリオネル・メッシは、PK戦までもつれた準々決勝ドイツ戦で出番を与えられることなく、初めてのW杯を終えた。
あれから20年――神の子も39歳になった。北中米W杯決勝を2日後に控え、FIFA主催のトークイベントで、古巣バルセロナの後輩であり、自身の「後継者」と呼ばれるラミン・ヤマルへ、こうエールを送った。
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photograph by Mutsu Kawamori
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