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人口560万人…“怪物”ハーランドを擁するノルウェー代表はなぜ強くなったのか?「指導者養成課程を修了したコーチも1万7000人を超える」
2026年7月5日、ニュージャージー、メットライフ・スタジアム。
ブラジル戦を2-1の勝利に導いたアーリング・ハーランドが太鼓を叩くたびに、数千人のサポーターが船の櫓を漕ぐ仕草をする。やがて所作はどんどん速くなり、最後は全員が総立ちで鬨の声を上げていく。
祖先のバイキングを真似たセレブレーションは、すでにW杯北中米大会の名物シーンの一つとなっていたが、ベスト16の大一番の後にも披露された。ハーランドはテレビカメラを通じ、興奮冷めやらぬ口調で、母国の人々に語りかけている。
「みんな、ただ楽しめばいい。今日はノルウェーの歴史でも指折りの、とんでもない一日になった。ただ楽しんで、この瞬間をかみしめてほしい」
ハーランドや選手たち、そして無数のサポーターがかくも喜びを爆発させたのは、大会前の下馬評が高くなかったことも関係しているのだろう。そもそも彼らはW杯本大会という檜舞台から、28年も遠ざかっていた。ハーランドは初戦の直前にも、こうコメントしている。
「僕は物心ついてから、代表チームがW杯に出場する場面を見たことがなかった。今はただ、こうして出場を決められたこと、そしてノルウェーの子どもたちが、自分の国がW杯に出ているのを体験できるようになって嬉しいよ。(大会でどこまでやれるかは)あまり考えていない。一番の目標は出場することだったから」

動画やSNSで積極的な情報発信を
ところが大会が開幕するとノルウェーは、台風の目となっていく。6月16日に行われたグループI初戦ではイラクに4-1で快勝。第2戦はFIFAランキング上位のセネガルに3-2で競り勝ち、決勝トーナメント進出を確定させた。フランスには1-4で敗れたものの、2勝1敗の2位でグループステージを終えている。
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