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「年齢は気にしていなかったけど…」伊東純也33歳が、どんな試合、どんな展開でも輝けるのはなぜか?《利他的なメンタリティに迫る》

2026/07/17
その快足で屈強なオランダのDF陣を切り裂くと、その勝負勘でチュニジア相手の得点に何度も絡んだ。多才なベテランが大一番で放った光――。グループステージ突破の立役者を追った。(原題:[煌めくジョーカー]伊東純也「万能なるゲームチェンジャー」)

 この男の登場から、すべてが始まった。

 オランダとのグループステージ開幕節は、追いかける展開となる。1対2となった直後の66分、森保一監督は伊東純也を投入する。

「前半はうまくやれていたし、後半になってやられてしまいましたけど、試合内容は悪くなかった。ただ、チャンスはそこまで多くなかったので、自分が入ったらどれだけチャンスを作れるかだな、と。負けている状況だから、点に絡むだけだという気持ちでピッチに入りました」

 伊東はそう振り返る。3-4-2-1の布陣を維持しながら、右シャドーの伊東は75分に入った右ウイングバックの菅原由勢と連携していく。それによって、右サイドが活性化されていった。79分には伊東がペナルティエリア内右から、斜め後方の菅原へグラウンダーのクロスを通す。

「ウイングバックの選手とローテーションをしていくのは、練習からやっていました。自分がサイドへ流れたほうがチャンスを多く作れると思ったんで、なるべくスペースへ走るか、サイドで受けてコンビネーションで狙うことを意識しました」

 菅原のシュートは決まらなかったものの、伊東の登場でピッチの横幅を効果的に使えるようになった。87分、内側のレーンでパスを受けた菅原から、伊東が右サイドのスペースでスルーパスを受ける。ペナルティエリア内右からのクロスはカットされたものの、右CKを得た。

 キッカーは伊東である。すでに2本蹴っていたが、いずれもクリアされていた。3本目となるこの場面では、自陣寄りのマイナスへボールを供給した。

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photograph by Miki Sano / Kiichi Matsumoto/JMPA

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