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「強い気持ち、諦めない気持ちが金メダルに」スノーボード新女王・村瀬心椛が明かす勝利の理由と見据える次の“金&金”「絶対に獲れるように」《特別インタビュー》

冬季五輪の女子選手として日本人史上最年少の17歳で銅メダルを獲得した北京五輪から4年。女子スノーボード界の顔として日本を牽引してきたエースが、ミラノ・コルティナ五輪で狙い通りに頂点を射止めた。
2月9日、女子ビッグエア。リビーニョの夜空は村瀬心椛のものだった。
「自分の持っている最高難度を出そう」
3本の試技を行い、得点の高い2本の合計で競う方式。村瀬は1本目にバックサイドトリプルコーク1440(斜め軸で3回転、横4回転)を決めて89.75の高得点をマークし、首位発進に成功した。2本目はフロントサイドの4回転を狙ったが、空中に飛び出してからの判断で3回転半に変更。70点台にとどまり、2位に後退する。
「2本目は(踏み切り時の腕の)振りが弱かった。3本目は振りをもっと強くして、めちゃくちゃ飛んで、14(4回転の技)を着地してやろう。自分の持っている最高難度を出そう。そんな風に考えていました」
スタート位置に着き、自分の思いがどうであるかを確認した。覚悟を決めて挑んだ3本目。力強い踏み切りからフロントサイドトリプルコーク1440を繰り出し、美しくランディングした。
土壇場で決めた超大技。その時点でうれし泣きの顔になっていた村瀬のところへ、ライバルたちが次々と祝福のハグをしに駆け寄る。祈るように待つ村瀬が目にした得点は89.25。合計179.00点で逆転の金メダルに輝いた。

勝利の最大の要因は何か。村瀬は「トップでやり続けないといけないという強い気持ち、諦めない気持ちがこの金メダルにつながったのだと思います」と語った。北京五輪で銅メダルを獲得してからはプレッシャーを感じて苦しむこともあったというが、ひとつ上のレベルに挑戦するマインドは何があってもぶれなかった。それは、「北京の3本目はバック12(3回転半)に挑戦しようと思っていたけど、できずに終わった」という悔しさがずっとうずいていたからだ。
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