創立者・三沢光晴社長の急逝で元気をなくしたプロレスリング・ノア。'09年の最終戦で、その沈滞ムードを少なからず取っ払ってくれたのが、下ネタ連発の凄い奴、杉浦貴だった。
12月6日の日本武道館、杉浦が王者・潮崎豪に挑んだGHCヘビー級選手権。
「オイ、おたふく風邪は治ったのか!!」
10月のメキシコ遠征後、おたふく風邪にかかって数試合休んだ王者を皮肉る杉浦の攻撃は、パワフルだった。潮崎の垂直落下式変形リバースDDTをしのぎ、コーナーマットに打ちつけるジャーマン・スープレックス。猛烈な張り手のラッシュから、最後は雪崩式のオリンピック予選スラムを決めて24分39秒の勝利だった。
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photograph by NIKKAN SPORTS