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「なんか俺、吹っ切れたかもしれない」スノーボード男子ハーフパイプ・戸塚優斗を変えた“仲間へのリスペクト”と“心の課題の克服”《金メダリストインタビュー》
2026/02/25
世界の頂点に立つプロセスは、決して平坦ではなかった。不調に悩み、競技から離れる寸前まで落ち込んだこともあった。しかし、「仲間へのリスペクト」が大きな転機となったという。白銀のリビーニョで、待望のニューヒーローが誕生した。(原題:[三度目の正直]戸塚優斗「俺、吹っ切れたかもしれない」)

表彰台で男泣きする姿や国旗掲揚時にニット帽を脱いで「君が代」に聴き入る様子、さらにはキラキラのネイルでも話題を呼んでいるスノーボード男子ハーフパイプの戸塚優斗。ミラノ・コルティナ五輪の戦いをバリエーションに富んだ圧倒的な技術で制し、'22年北京五輪の平野歩夢に続く金メダルを獲得できたのはなぜか。
「“今季で終わりにします”とコーチにも伝えていました」
――決勝はハイレベルなランの応酬でした。2位発進となった1本目の戦略は?
「コーチと話していたのは1本目はとりあえず決めて、心に余裕を作って、2本目に自分のベストを出すのが一番いい流れなんじゃないかということでした。なので、一発目のトリックはトリプルコークをやらずにダブルコークでとどめました」
――2本目の95.00点が優勝スコアになりました。どれくらいの完成度でしたか?
「これまで試合でやったことのない構成でしたが、100%で言うと90%、80%くらいを出せました。キャブから入るルーティンでしっかり決められるのは、あの構成がマックスだと思っていましたね。3本目は挑戦としてやりました。決まっていれば初めてという技も入っていました」
――スタート時に左手のグラブにキスをする姿も印象的です。
「右手に1つ、左手に4つの指輪をしていて全部が僕のお守りなんですが、左にいっぱいつけているのでそうしています。守ってくれますようにとか、立てますようにとか言いながらやるのが僕のルーティンです」
――今回の五輪ではハーフパイプ界全体の大幅なレベルアップが見られました。この進化をどのようにとらえていますか?
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photograph by Nanae Suzuki / JMPA
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