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《男女8人全員決勝進出》戸塚優斗が金、山田琉聖、小野光希が銅メダル…ジャパンはなぜ“ハーフパイプ王国”に成長したのか「みんなで切磋琢磨して高め合って」(山田)

「ジャパン! ナンバーワン!」
男子ハーフパイプの競技を終えた外国選手が笑顔でそう言いながら日本メディアの前を歩いていく。
ミラノ・コルティナ五輪スノーボード男女ハーフパイプ。日本勢は出場した男子4人、女子4人の8人が全員決勝に進出し、金1、銅2、合計3個のメダルを獲得した。平野歩夢が日本人第1号となる銀メダルに輝いた'14年ソチ五輪を皮切りに日本勢は4大会連続で表彰台に上がり、今回は男女合計6個のうち実に半数を手中に収めた。もはやハーフパイプ強国、王国、天国だ。
山田琉聖の「ダブルマックツイスト」への強い思い
男子ハーフパイプ優勝の戸塚優斗とともに3位で表彰台に上がったのは山田琉聖だ。新潟県妙高市の国際スノーボード&スケートボード専門学校(JWSC)に通う19歳の武器は独創的なルーティン。とりわけ、逆足を前に踏み切って前方に宙返りする「ダブルマックツイスト」への思いは強く、「小さい頃からいろいろな人のマックツイストを見て自分の形をつくってきた」と言う。決勝ではこの技を高さ十分にメイクし、1本目の得点は92.00点。構成を変えた3本目でも目を引くルーティンを見せ、ダブルマックツイストで壁に手をついたにも関わらず92.00点と高評価を受けた。最高到達点5.5m、平均4.8mはいずれも他の選手より1m近い高さがあって豪快だ。

「他の選手と同じようなトリックをやっても面白くない」
自由と個性を大事にしてきた。16歳からW杯に出場するようになったが、昨今の男子ハーフパイプは縦横に3回転、4回転する高回転トリックが隆盛。それと比べて山田のルーティンは回転数が少なく得点が伸びない時期が続いたが、それでも独自のスタイルを貫いた。すると、昨年12月に米コロラド州で行われたW杯で初優勝。山田自身、「今季からジャッジが変わった」という感触を口にしていたが、ミラノ・コルティナ五輪での表彰台入りは採点基準の新たな潮流をつくった証となりそうだ。
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