#950
巻頭特集

記事を
ブックマークする

<レジェンドインタビュー>ショーン・ホワイト「アユムには天賦の才能と情熱がある」

2018/04/23
ともに大怪我を乗り越えて挑んだ五輪の大舞台。
12歳差の好敵手を相手に、最終滑走で自身初の連続4回転技を成功させ金メダルを掴んだ。
あの激闘を振り返り、王者は何を思うのか――。

 この冬ほどスノーボードが脚光を浴びたシーズンは過去になかっただろう。平昌五輪の男子ハーフパイプ決勝。ショーン・ホワイトと平野歩夢による異次元の戦いは、これまでスノーボードに興味のなかった人たちの心を掴むのにも十分だった。激闘から約3週間後の3月9日、“主演”の1人を訪ねた。場所はUSオープンが開催されていたアメリカ・コロラド州ベイル。大会にエントリーしていなかったせいか、あるいは大仕事を終えた安堵からか、ショーンはいつになくリラックスした様子で五輪決勝でのエピソードを語り始めた。

「(決勝1本目直後にヘルメットを投げたことを)すぐ後悔したよ。だって僕が平昌に持っていっていた唯一のヘルメットとゴーグルだったから(笑)。でも、それくらい1本目から興奮が抑えられなかったんだ」

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

0

0

0

前記事 次記事