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「言葉にしないと伝わらない」日本バレーのエース・石川祐希が石川佳純に明かす‟性格が変わった”イタリア生活の秘話と30代の決意「毎シーズン、20代後半のように」《対談連載》
佳純 2024年のパリ五輪では試合後にインタビューさせていただきました。お会いするのはそれ以来になりますね。1年経ちましたが、あらためてパリ五輪は石川選手にとってどんな大会でしたか。
祐希 やっぱり決勝トーナメント準々決勝のイタリア戦は忘れられませんね。第3セットで24-21とマッチポイントを握りながらも逆転されてしまったシーンを見ると、いまでも“なんでここで負けてしまったんだろう”と悔しさがこみ上げてきます。チーム全員が本気でメダルを取りに行った大会だったからこそ、どれだけ時間が経ってもその思いはまったく変わりません。
佳純 あと一歩だっただけに、より悔しさも感じますよね。
祐希 ただ、それまでチームとして積み上げてきたものがあったからこそ、あれほどの試合ができたんだと思います。でもベスト8で終わったということは、何かが足りなかったということ。プレーの精度なのかメンタルなのか、要因はいろいろあると思いますが、すべての面をさらに向上させなければ五輪では勝てないと痛感しました。
佳純 今年からフランス人のロラン・ティリさんが代表監督に就任されて、新体制がスタートしました。パリ五輪での経験を今後どのように活かしていきたいですか。
祐希 監督が代われば当然、チームの雰囲気、練習の仕方なども変わります。これまでは自分のプレーがあって、そこにキャプテンという役割がついてきた感じでしたが、今後はこれまで以上に僕が出す雰囲気や言葉でチームをいい方向に導いていかなければならないと感じています。もちろん、僕一人だけでは難しいと思うので、チームメイトを頼りながらやっていきたい。それがこれからの自分の課題であり、新しい挑戦でもあると思っています。
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