トリノ冬季五輪が終わり、日本オリンピック委員会や各競技団体では早くも敗因の分析が行われている。遅塚研一日本選手団長も記者会見で「大会前はメダル5個を目標に掲げていたが、結果的に金メダル1個に終わった。なぜこうなったのか、今後詳細に分析して新しい強化策を構築しなければならない」と、早急に再建に取り組む姿勢を示した。
メダル数が目標に達しなかった原因はいくつか考えられる。真っ先に思い浮かぶのは調整の失敗だ。直前に風邪で体調を崩した選手が続出し、故障者も多かった。もちろん、選手たちが加湿器やうがいの励行で風邪対策に取り組んでいたことは知っているし、故障は不可抗力だ。だが、4年に1度の五輪にベストの状態で臨めなかった以上、調整ミスと言われても仕方ないだろう。
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