「本当に、もがき続けたシーズンでした。泥臭く、頼れるものは頼り、色々な人に質問しては、試す。皆に助けられました」
三浦佳生は、五輪代表選考レースをそう振り返った。
シーズン前半戦は、極度の不調に陥った。古傷だった左太腿の肉離れを克服したものの、国際大会初戦となる9月の木下グループ杯は8位に終わり、こう話していた。
「体力的にも技術的にも調子は良いのに、試合だけ裏切られました。自分で考えても、お手上げ状態。誰かの助けを借りないといけない状況です」
最初に頼った相手は、なんと世界王者のイリア・マリニン(米国)だった。
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photograph by Asami Enomoto
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