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《独占インタビュー》「下の子たちに差が縮まったと思われたくない」石川祐希が語ったトップ選手のプライドと「質が違う」最高峰の練習【日本代表への強い思いも】

イタリア中部の都市、ペルージャ。かつてサッカーの中田英寿が在籍した印象が強いかもしれないが、2025年の今、ペルージャを代表するスポーツは男子バレーだ。セリエAや世界クラブ選手権も制した強豪クラブには、イタリア代表をはじめとしてポーランド、ウクライナ、アルゼンチンのトップ選手らがずらりと並ぶ。
その中に、日本代表のエースで主将の石川祐希も名を連ねている。
2月16日。5000人を収容するホームアリーナ、パラ・バルトンのコートエンドにサポーターが陣取る。この試合は、石川の古巣で今季から大塚達宣が所属するミラノとのいわば“日本人対決”だったが、石川は7試合ぶりのベンチスタートに。試合は開始前から終了まで、揺れを感じるほどの大声援に包まれる中、ペルージャがセットカウント3対1でミラノに勝利した。

「最初にイタリアへ来た頃と似ている」のはなぜか?
試合の3日後、チーム練習に足を運ぶと、静寂に包まれるパラ・バルトンで、念入りにストレッチをしながら自身の身体と対話する石川がいた。
イタリアでプレーするのは今季で10シーズン目。男女いずれも、日本代表で活躍しながらこれほど長く最高峰の舞台でプレーするバレーボール選手はいない。今年の12月で30歳になる石川は、世界屈指のクラブで久しぶりに「初めて」の感覚を味わっていた。
「ペルージャは周りから“勝って当たり前”と見られる。そこでちゃんとプレーし続けて、勝ち続けることが求められる。自分にとっては、より成長できる環境なので『新しい挑戦』という意味では最初にイタリアへ来た頃と似ているかもしれないですね」
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