16歳の少女が世界一の壁を感じ、学び、そして乗り越えた。
2024年10月、アジア卓球選手権女子団体決勝。中国を破って果たした優勝は、実に50年ぶりの快挙だった。
日本が王手をかけて臨んだ試合で、張本美和さんは世界ランク1位の孫穎莎選手を逆転で下した。そのニュースは、日本中の人々を奮い立たせた。その勝利の裏には、一体何があったのか。美和さんに話を聞いた。
――美和さん、この勝利で何を掴んだんですか?
「前より本当にチャレンジができるようになったと思います。正直、孫選手に勝てるとは思っていませんでした。でも、試合中にやれることは全部やろうと思って。新しいプレーにも挑戦することができたんです」
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photograph by Tamon Matsuzono