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「自分が一番強い、とは思わない選手であり続けたい」卓球・張本美和が松岡修造に語った“初めての経験”とは何か?《世界ランク1位撃破の舞台裏》

2025/01/09

 16歳の少女が世界一の壁を感じ、学び、そして乗り越えた。

 2024年10月、アジア卓球選手権女子団体決勝。中国を破って果たした優勝は、実に50年ぶりの快挙だった。

 日本が王手をかけて臨んだ試合で、張本美和さんは世界ランク1位の孫穎莎選手を逆転で下した。そのニュースは、日本中の人々を奮い立たせた。その勝利の裏には、一体何があったのか。美和さんに話を聞いた。

――美和さん、この勝利で何を掴んだんですか?

「前より本当にチャレンジができるようになったと思います。正直、孫選手に勝てるとは思っていませんでした。でも、試合中にやれることは全部やろうと思って。新しいプレーにも挑戦することができたんです」

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photograph by Tamon Matsuzono

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