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【ロングインタビュー】井上尚弥が明かしたネリ戦の真実「初ダウンにワクワク」「当日体重2kg増の理由」「最後にフェザー級でっていう気持ちも」
スーパーバンタム級4団体統一チャンピオンの井上尚弥がまた一つ歴史を刻んだ。あのマイク・タイソン以来となる34年ぶりの東京ドーム興行で、元2階級制覇王者のルイス・ネリに6回TKO勝ち。初回にダウンを喫して逆転勝利という内容に、東京ドームの4万3000人が沸きに沸いた。
大仕事を終えた井上に話が聞けたのは試合から10日後だった。客がまだ入っていない後楽園ホールのスタンド席で、4団体統一王者が東京ドームの熱狂、キャリア初のダウン、敵役のネリ、そしてこれからの展望までを語った。
入場時の歓声に「うぉーって感じでしたね」。
――ボクシングではマイク・タイソン以来、34年ぶりの東京ドーム興行でした。周囲の反響の大きさ、ご自身が試合を終えた後の感覚は今までとは違うものがありますか。
「反響は大きかったですね。自分の中ではそんなに変わったことがあるかと言われたら、そうでもないんですけど」
――昨日(5月15日)、入場曲を生演奏した布袋寅泰さんのユニット「COMPLEX」のチャリティーライブを東京ドームに観に行ったそうですね。
「はい、あらためて5万人の観衆ってすごい。歓声を聞いて鳥肌が立ちました。自分でやってると、そこまでは分からなかったんですよ。マネジャーから、自分の試合でも、これくらいの歓声があった、瞬間的にはもっとデカかったような気がすると聞いて、やっぱりすごい会場で試合をしたんだと感じています」
――スタートは、布袋さんの生ギター『Battle Without Honor Or Humanity』をオリジナルアレンジした『Battle Of Monster』が流れる中、長い花道を通っての入場でした。あのときの歓声は思い返しても本当にすごかったです。それこそ鳥肌ものでしたね。
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