#1042
巻頭特集

記事を
ブックマークする

「思い浮かぶのは相澤晃さん」中央大学・吉居大和が心に描いたエース像《箱根駅伝2022/エースの素顔》

2024/01/12
2022年の箱根駅伝は有言実行、見事に1区で区間新記録を樹立した

 終始静かな口調で訥々と話すが、その言葉の端々に箱根への強い思いを覗かせる。

 デビューとなった昨季は3区15位と厳しい結果に。「長い距離への不安があった」と、夏合宿では昨季以上に走り込みを徹底した。ルーキーイヤーに嘗めた辛酸を糧に、今季は正真正銘のエースとして箱根路に挑む。

「チームのために良い流れを作れるのがエースなのかなと思います。思い浮かぶのは、2区で区間新を出した(東洋大の)相澤晃さん。どんな状態からでも流れを変えられるのは、やっぱり凄い」

 全日本大学駅伝は、思い描くエース像をまさに体現したレースだった。自ら1区に手を挙げ、区間2位で襷をつないだ。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Takuya Sugiyama

0

0

0

前記事 次記事