その言葉を聞いて、チーム作りの難しさを考えてしまった。
「2018年のチーム状態に戻したいと思うあまり、過去を振り返ることに多くの時間を費やしてしまった」
4月28日に行われたコベルコ神戸スティーラーズのシーズン総括会見で、ニコラス・ホルテンHCは神妙な面持ちで話した。
'18年の神戸は栄光を謳歌した。総監督にウェイン・スミス、司令塔にダン・カーターというラグビー王国のレジェンドを迎え、芸術的なラグビーでトップリーグ(TL)を制圧。力強い上に無駄がない。相手の綻びをすべて得点に結びつける。プレーオフ決勝のサントリー戦は55-5の圧勝。神戸の天下は当分続くと思わせた。
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photograph by Nobuhiko Otomo