アメフトやラグビーなど、コンタクトスポーツにおいて頻繁に発生する脳震盪。英語では“concussion”と言います。シンプルに「震動」という意味もあり、より丁寧に表現すれば“brain concussion”となります。
先日、NFLで起きた別の“concussion”が全米を震撼させました。1月2日のベンガルズ戦でビルズのDBダマー・ハムリンが胸部にコンタクトを受けたあと、突如直立不動のまま後ろに倒れたのです。今回、彼を襲った突然のアクシデントの原因となったと言われているのが“cardiac concussion”＝「心臓震盪」でした。これは胸部に衝撃が加わったことにより心臓が停止してしまう症状です。脳であれ心臓であれ、“concussion”は初期治療が回復の鍵を握ります。発生直後の対応がとても重要なのです。ハムリンも心停止に至ったものの、迅速な救命活動により、一命を取りとめ、現在は回復して退院しています。
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