#1039

記事を
ブックマークする

初のWドラ1QBの活躍

2021/11/12
カイラー・マレーの父・ケビンは、1987年に49ersに入団した元NFL選手。叔父のカルビンは、ジャイアンツなどに在籍した元MLBの外野手

 NFLは開幕して戦いを重ねてきたが、なかなか興味深い展開だ。過去2年間、プレーオフに届かなかったカウボーイズが5勝1敗で地区1位に立ち、前年度、スーパーボウルに出場したチーフスは3勝4敗で、いまひとつの滑り出しだ。

 記録はすべて10月25日の時点だが、44歳になったQBトム・ブレイディが前年度を上回るほどのプレーを見せるなど、話題になる記録も出ている中で、大きな躍進をとげつつあるという意味で、注目せざるを得ないのが、NFLで3年目を迎えたカージナルスのQBカイラー・マレーの活躍だ。

 カージナルスは開幕から、7勝0敗という成績で、NFC西地区で1位、6年ぶりのプレーオフに向けて近年になく順調だ。チームとしては2015年に記録した13勝3敗という歴代最高の成績に肩を並べるか、あるいは上回る可能性がありそうだ。QBのマレーは1年目、2年目より、個人の成績を見てもはっきりと上がってきた。24歳になったQBの成熟ぶりが、チームの成績に結びついた形だ。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

前記事 次記事