NFLは開幕して戦いを重ねてきたが、なかなか興味深い展開だ。過去2年間、プレーオフに届かなかったカウボーイズが5勝1敗で地区1位に立ち、前年度、スーパーボウルに出場したチーフスは3勝4敗で、いまひとつの滑り出しだ。
記録はすべて10月25日の時点だが、44歳になったQBトム・ブレイディが前年度を上回るほどのプレーを見せるなど、話題になる記録も出ている中で、大きな躍進をとげつつあるという意味で、注目せざるを得ないのが、NFLで3年目を迎えたカージナルスのQBカイラー・マレーの活躍だ。
カージナルスは開幕から、7勝0敗という成績で、NFC西地区で1位、6年ぶりのプレーオフに向けて近年になく順調だ。チームとしては2015年に記録した13勝3敗という歴代最高の成績に肩を並べるか、あるいは上回る可能性がありそうだ。QBのマレーは1年目、2年目より、個人の成績を見てもはっきりと上がってきた。24歳になったQBの成熟ぶりが、チームの成績に結びついた形だ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images