過去数年、コロナ禍による試合数削減や観客制限などの影響で停滞していたMLBの経営状態が、劇的に回復した。経済誌『フォーブス』の試算によると、2022年のMLBは総収入が108億ドル(約1兆3900億円)を突破し、コロナ禍以前、'19年の107億ドルを上回る史上最高額となった。
昨年は、全国ネットのFOX、ESPN、TBSなど主要テレビ局との放映権契約が更新され、17億6000万ドル(約2260億円)の収入となった。また、新たなビジネスモデルとして「YouTube」「AppleTV+」などネット配信会社と契約を結んだほか、広告収入は11億9000万ドル(約1529億円)と前年比で5.6%アップした。ポストシーズンの出場枠を増やし、試合数を増加した新フォーマットもV字回復の起爆剤となった。
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