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「ホームランが照れ臭くて」 中田翔、9歳の思い出。 ~野球人生で初めて打った1本~

2019/08/13
開幕戦のサヨナラ満塁弾で幸先よく始まった今季、7月終了時点で本塁打23本はリーグ3位、打点68は同4位だ。

 負けず嫌いな子どもだったという。ファイターズのキャプテンを務める中田翔は、少年時代のことをこう振り返った。

「あの頃の僕には野球しかなかったし、勉強するくらいならバットを振ろうと思っていました。そのくらい野球に没頭していたし、誰にも負けたくなくて、とにかく毎日毎日、野球の練習ばかりをしていましたね」

 本人曰く、広島に住んでいた小学校2年生のときに野球を始めたのだという。身体は同い年の誰よりも大きく、投げれば誰よりも速いボールを投げられたし、打てば誰よりも遠くまでボールを飛ばしていた。

「でも、じつは野球をあまり知らなくてね。最初はボールを投げて、バットを振るだけ。打ったら三塁に走るような子だったんです(笑)。それが鯉城リトルに入って野球を一から教えてもらったら、1年後にはマイナーで一番上手い子になった。それからはメジャー、シニアと上がっていきましたけど、いつも自分が一番上手いと思っていました」

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photograph by KYODO

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