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2年後のW杯での貢献を誓う、開催地・釜石の若者たち。~ラグビーW杯を支えているのは選手だけではない~

2017/10/06

「私は'15年のワールドカップ(W杯)に派遣されて、試合場で観客のフェアプレー精神を学びました。釜石のW杯ではそれを私たちが発信したい」

「私はニュージーランド(NZ)でスポーツが地域に貢献できることを学びました。'19年W杯のときは高3になるので、年下の子を引っ張っていきたい」

 若者たちの成熟した言葉に、聞いていた大人たちから溜息が漏れた。「俺たち中高生のときどうだったっけ?」「全然だあ」

 日本で開催される'19年ラグビーW杯の開幕までちょうど2年となった9月、各地で「2年前イベント」が開かれた。開催12都市で最小、人口3万人台の釜石市では、NPO法人スクラム釜石が、岩手・宮城・福島の「被災3県」320kmを自転車で走りながら2年後のW杯釜石開催を東北全体で盛り上げるようアピールする「スクラム東北ライド」を敢行。冒頭に紹介したのは15日の交流会に参加した中高生たちのコメントだ。

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photograph by Nobuhiko Otomo

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