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相撲界の門を次々に叩く、有望な学生出身力士たち。~豊ノ島「小柳の実力はすでに幕内クラス」~

2016/08/08

 稀勢の里の綱取りが話題を呼んだ名古屋場所。十両の土俵を173cmの小柄な体で動き回り、10日目には不発ながら奇手の“居反り”を見せ、館内をおおいに沸かせたのが宇良だ。関西学院大学初の力士として入門時から注目を浴び、前相撲から所要7場所で十両に昇進。いずれ幕内の土俵でその姿を見る日も近いだろう。


 今年の相撲界では、有望な学生出身力士たちが次々に門を叩いた。

 3月、初の三段目付け出し資格を得て初土俵を踏んだ東京農業大学出身の小柳は、デビューから17連勝。連勝記録はストップしたものの、勝ち越しを決めた9日目には、元十両の魁を威力ある激しい突っ張りで押し倒し、自ら「完璧でした」と胸を張る会心の相撲を見せた。185cm171kgの恵まれた体躯を持つ小柳について、同部屋の兄弟子――ベテラン力士の豊ノ島がいう。

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photograph by KYODO

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