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新生ジャパンが始動。日韓戦の布石となるか。

2009/03/08

 アラビアン・ガルフ。ラグビー界では聞き慣れないチームが、'06年の日本代表にとって最初の相手だ。4月16日の秩父宮、待望のテストシーズン初戦。「知らない相手だなあ……」なんて不満を言ってはいられない。これは来年のフランスW杯をかけた戦いなのだ。

 '07年W杯のアジア予選は、アジアのIRB加盟12カ国が実力別に1部から4部まで分けられ、'04年から3年がかりで行われている。今春の1部では日本と韓国、ガルフの3カ国が戦い、2位までと2部1位が11月の最終予選(スリランカ)に進む。日本と韓国は初年度から1部をキープしている常連だが、ガルフは新参者。'04年は3部でカザフスタンとマレーシアを、'05年は2部で台北と中国を破り、とうとう1部入り。UAE、カタールなど湾岸諸国の連合チームで、'95、'99年W杯の予選にはアフリカ地区でエントリー。選手は全員がアマチュアで、IRBランクは41位。'03年4月には日本代表スコッドを除いた「日本選抜」が対戦し、79対5と一蹴している。

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photograph by Kenji Demura

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