注目度の高い球団と言えば阪神タイガースだ。常に熱い報道陣を華麗にさばく女性広報の素顔とは。
ブラジルW杯の記憶もまだ新しいが、世のスポーツはサッカーだけではない。プロ野球に目を向ければペナントレースは折り返し地点を過ぎ、そろそろ優勝争いが過熱してくる頃合いだ。W杯の余韻にひたっているヒマなどない……というか猛虎が支配する関西では、マスコミの注目はとっくに阪神へと切り替わっている。
タイガースの動向を詳報すべく、甲子園に大挙して押し寄せる報道陣を受付でにこやかに迎えてくれるのが、広報の村山久代さんだ。短大卒業後の'78年に球団職員として入社し、阪神ひと筋36年という大ベテランだ。
「短大の卒業を控えて、そろそろ就職活動をというときに『こんなおもろい勤め先があるで』と、義理の兄が新聞に出ていた球団職員募集の求人広告を見せてくれて。子供のころからの阪神ファンでしたし、軽い動機で応募したんです。ホンマはウグイス嬢にあこがれてたんですが……職員でもええかと思って(笑)。入社当初はファンの問い合わせに対応したりといった庶務的な業務を担当していました。じつはNumberさんに取材していただいたこともあったんですよ」
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photograph by photographs by Satoshi Ashibe