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ドアマットの逆襲。 ~NBA弱小2球団、PO進出の理由~

長らく「未完の大器」と呼ばれていたが、正念場のプロ4シーズン目でついに開花したウィザーズのジョン・ウォール。

 NBAのプレーオフは、東地区はヒート、西地区はスパーズが優勝、ファイナルは昨年と同じカードになった。

 ここに来るまでは、例年以上の激闘だったと言っていいだろう。

 東西の地区1回戦は、全8カードのうち5カードが、最終第7戦の決着となった。全50試合のうち延長戦が8試合。これは地区1回戦としては最多記録だった。5点差以内の試合が24試合。その中で今季の特色として挙げることができるのは、いわゆる「ドアマットチーム」の躍進だった。踏みつけられる一方だった万年負け越しチームが、前評判を覆す躍進を遂げたのである。具体的にはトロント・ラプターズとワシントン・ウィザーズだ。ともに6シーズンぶりのプレーオフ出場だった。2チームの歴史を振り返りながら、今季の躍進ぶりを見ていきたい。

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photograph by NBAE/Getty Images

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