サッカーでは手を、ハンドボールでは足をただ一人使い、
残忍なシュートの雨にも負けず、ゴールマウスを死守する。
そんな異質で過酷で孤独なポジションを選んだ彼らには、
フィールドプレーヤーが知らない“特別な喜び”があった。
残忍なシュートの雨にも負けず、ゴールマウスを死守する。
そんな異質で過酷で孤独なポジションを選んだ彼らには、
フィールドプレーヤーが知らない“特別な喜び”があった。
あの瞬間が人生の岐路だったと、通り過ぎたあとで気づくことがある。気軽な気持ちで踏み出した歩幅の短い一歩も、振り返れば大きな選択になることがある。
西川周作 Shusaku Nishikawa
1986年6月18日、大分県生まれ。大分トリニータの下部組織を経て、'05年J1初出場。'10年サンフレッチェ広島へ移籍し、昨年クラブ史上初のJ1優勝に貢献、リーグベストイレブンに。'09年フル代表デビュー。183cm、81kg。
1986年6月18日、大分県生まれ。大分トリニータの下部組織を経て、'05年J1初出場。'10年サンフレッチェ広島へ移籍し、昨年クラブ史上初のJ1優勝に貢献、リーグベストイレブンに。'09年フル代表デビュー。183cm、81kg。
およそどんな競技でも、ゴールキーパーは子どもが奪い合うポジションではない。サッカー日本代表のGK西川周作も、フィールドプレーヤーとして夢を描いていた。小学4年の練習試合でレギュラーが欠場し、代理を任されたのが初めてのGK体験である。
「みんなよりひと回り身体が大きかったので、僕がやることになったんでしょうね。身長だけでなく、横幅もありましたから。腕白相撲に出るぐらいにパンパンでした」
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photograph by Atsushi Hashimoto