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《独占告白》「このままでいいのか?」エディー・ジョーンズが語るリーグワンへの危機意識と日本代表“再建”のキーマン「限界まで踏み込んだ経験を持つのは…」

――梅雨の時期に入りました。サマーテストマッチの季節です。
エディー・ジョーンズ(以下EJ) 昨年より強い集団になれる手ごたえがあります。今回は国際試合の経験がない選手が16人入っていますが、ワールドカップ(W杯)に向け、各ポジションの層を厚くするための重要な季節になりますよ。
――エディーさんがヘッドコーチに就任してから、昨年はイングランド、ジョージア、イタリア、フランスと欧州のチームに5戦全敗。望んだ結果は得られませんでした。
EJ 正直、私自身もがっかりしていました。先が見えない、長く暗いトンネルに入ってしまったような感覚がありました。
――いったい、何が原因だったのでしょう。
EJ まず、私が日本の国内ラグビーの変化をよく理解していませんでした。そのことは認めざるを得ません。
――エディーさんが前回、日本代表のヘッドコーチを務めたのは'15年のW杯まで。その後も国内のラグビーの動向は追っていたはずですが……。
EJ リーグワンのレベルは確実に高くなりました。特に今季トップ4のクラブは、世界的に見ても高水準でしょう。ただし、ここ数年で起きた大きな変化として、海外からやってきた選手が各チームの主力になり、日本人はサイドラインに追いやられ、控えに甘んじることが増えました。先日発表されたリーグワンのベスト15に選ばれた日本人は1番プロップの木村星南と、フルバックの松永拓朗(ともに優勝した東芝ブレイブルーパス東京)の2人だけです。
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