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「プロは厳しいんじゃないか…」から“2球団競合”ドラフト1位に…大学生投手《超豊作世代》No.1を生んだコーチの「意外なアドバイス」とは?
posted2026/10/27 11:00
2球団競合の末、ソフトバンクから1位指名を受けた青学大の鈴木泰成。高校時代は故障もありプロを諦めかけたこともあったという
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph by
Nanae Suzuki
2026年も大きな盛り上がりを見せたプロ野球ドラフト会議。福岡ソフトバンクホークスと千葉ロッテマリーンズの2球団が1位指名したのが青山学院大学の鈴木泰成投手だ。ドラフトの“目玉候補”と言われ、その評価通りのドラ1指名を受けた22歳は、一体何者なのだろうか?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
今年のドラフト上位候補では、大学生ピッチャーが「豊作」だと言われてきた。
富士大の角田楓斗、慶應大の渡辺和大、関西大の米沢友翔、近畿大の宮原廉、立命館大の有馬伽久……。多士済々の才能のなかで「ナンバーワン」と評されてきた選手が、青山学院大の鈴木泰成である。
鈴木は「日本一の激戦区」と呼ばれる東都大学リーグで1年生の春からマウンドに立ち、通算15勝。3年から日本代表としても戦った。常に大学野球の最前線で投げてきた逸材は、ドラフト会議で2球団競合の末にソフトバンクから1位指名を受け、世代のトップランナーであることを証明したことになる。
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それも、青山学院大に進んだことで築けた成果――鈴木は「ドラ1候補」にラインアップされると、確信を込めながら言っていた。
「やっぱり、レベルが高い東都リーグで戦ってきた経験があったからこその評価かな、と。そこはすごく感じています」
鈴木のキャリアを振り返るうえで、大きな分岐点となったのは高校時代である。
右ひじのケガに苦しめられた高校時代
東海大菅生では2年生だった2021年のセンバツで2試合に先発し、チームのベスト8に貢献した。しかし、「プロ注目」とささやかれ始めた全国区の右腕は、そこから右ひじの痛みによりマウンドから遠ざかり、この年の12月に手術を決断した。
鈴木が当時の心境を吐露する。
「手術をする半年くらい前からひじの痛みが続いていて、すごく不安で。思うように投げられずに『プロは厳しいんじゃないかな』というなかで、気分が落ちてしまって」

