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「強いとは思っていたが、ここまでとは」出雲駅伝で敗れたライバルたちは“圧勝”早稲田大をどう見た?「ただ、長い距離の駅伝になれば…」
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佐藤俊Shun Sato
photograph byYuki Suenaga
posted2026/10/15 11:01
ノーミスのレース展開で出雲駅伝を制した早稲田大。ライバル大の監督・選手たちに早稲田の力をどう見たかを尋ねた
ノーミスのレース展開
早稲田大の1区、吉倉ナヤブ直希(3年)は少し出遅れて区間7位となり、トップの駒澤大とは16秒差がついた。だが、2区の本田が2km過ぎで先頭集団に追いつくと、冷静に展開を読んで走り、ラストスパートで岡田開成(中央大3年)を振り切った。ルーキーが1区の借金を完済し、レースを振り出しに戻したのだ。
この区間賞の走りが、3区のエース区間を担う鈴木の気持ちに火をつけたことは容易に想像できる。区間トップはシャドラック・キップケメイ(日大4年)だったが、鈴木は区間3位。トップの日大と9秒差という絶妙な差で、4区の新妻に襷を渡した。
すると新妻が区間新の走りで3位中央大に26秒差、4区国学院大に34秒差をつけ、早稲田大は完全に流れに乗った。5区の山口峻平(3年)も区間新の走りで、後続との差を少しずつ広げていく。そして、余裕をもって工藤慎作(4年)に襷が渡った。もちろんどの大学も、工藤に先行して6区に入りたかったはずだが、どこも叶わなかった。
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ノーミス、トップでの工藤への襷渡しは、藤田監督がいう「パーフェクト駅伝」の象徴的なシーンだと言えよう。
早稲田とは“火力”の差がある
「3区までそこそこで来ていたのに、4区と5区であれだけいかれるとね。やっぱり、まだ“火力”の差はあるのかなと思いました」
渋い表情を見せたのは、中央大の藤原正和監督だ。
中央大は3区終了時点で3位、2位の早稲田大とは7秒差だった。だが、4区では新妻の区間新の走りで突き放され、4区終了時点で差は26秒に広がった。
「濵口(大和/2年)は悪くなかったけど、早稲田の新妻君はそれ以上でした。全体的に外さないのが早稲田大の強さですね」
3区を駆けた三宅悠斗(2年)も、藤原監督と同じ印象を受けたという。
「早稲田は2区、6区が区間賞、4区、5区が区間新で、6区間で4区間トップを取っています。ほんと、外さない。この結果を見ると、速さも強さもあるなと思いましたし、本物の強さを感じました。上も強いですが、1年生が強いなと改めて思いました」

