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中田英寿が引退15年後も“メッシ&ロナウドより人気”、長谷部誠も堂安律も伊藤洋輝も…「YouTube戦略ではなく」ブンデスの“特殊な日本市場”戦略とは
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byNaoya Sanuki
posted2026/10/17 11:02
各国ビッグネームよりも引退した中田英寿が高い人気を誇る日本市場は、ブンデスリーガにとっても特殊に映っているようだ
ドルトムントとボルシアMGが参画し、日本のU-15男子選抜が今年12月にドイツへ渡り、約2週間のトレーニングキャンプに参加する。アカデミーチームとの対戦だけでなく、スポーツ心理学や長期的な選手育成をテーマにした講義、クラブ施設の見学、そしてブンデスリーガ観戦まで用意されているという。
ブンデスリーガのアジア太平洋地域を統括するケビン・シムはこう話す。
「ブンデスリーガをアジアの全ての国で人気があり、ファンとの関連性の高いリーグにしたいと考えていますが、日本はその筆頭です。これほど多くの日本人選手がいるので、もっと、もっと、人気が出るはずです」
ヒーローを見せるだけでは終わらない
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今季ブンデスリーガに登録されている日本人選手は14人。これは外国籍選手の中でフランス、オーストリアに次ぐ3番目の多さだ。だからこそ、シムはこう強調する。
「多くのサッカークラブが日本に来ますが、正直なところ、十分な成果をあげるまでには至っていませんよね。JFAやJリーグ、各地域のサッカーコミュニティと協力してスポーツを成長させ、人気を高める当事者に我々はなりたいのです」
彼らがこだわるのは、選手やクラブという「ヒーロー」を遠くから見せるだけの関係ではない。
「サッカーは人々を一つにする力です。ファン中心の哲学、親密さがブンデスリーガの強みです。多くのツアーに関わってきましたが、ファンがヒーローを見るだけでなく、ファンと近くなり、写真を撮るなど、日本や重要視するすべての国でファンとのより深く有意義なつながりを築きたいと思います」
日本国内では、野球が人気面で「王様」であることをシムは率直に認める。それでも、と続けた。
「日本ではサッカーがナンバーワンのスポットではありません。彼らと競争する必要はありませんが、より多くの人にスポーツの人気を広げていけるだけのチャンスは十分にあると考えています」
日本が学ぶべき若手育成システム
ブンデスリーガの取り組みの中で、日本にとって参考となりそうなのが若手育成の仕組みだ。というのも、彼らは今シーズンから17〜21歳の選手を対象にした「ブンデスリーガ・タレントシリーズ」を発足させたのだ。ブンデスリーガと2部の36クラブ中26クラブが参加を表明。9月から12月、翌年2月から4月の2シリーズに分けて争われ、それぞれの上位2チームが決勝トーナメントに進む。各クラブにつき最大4人まではベテラン選手の起用も認められており、怪我明けの選手が実戦感覚を取り戻す場としても機能する設計だ。いわば〈U-21ブンデスリーガ〉である。
どのような意図をもって、この大会をスタートさせるのか。ナウバートCCOは、育成そのものへの考え方をこう語った。

