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「単純に…違う世界がある」《部員の約半数が東大・京大合格》日本屈指の進学校がハンドボールで“インハイ初戦突破”…超進学校で「ガチ部活をする意義」は?
posted2026/08/11 11:00
日本屈指の進学校である奈良の東大寺学園。ハンドボール部は今夏のインターハイへの出場を決めた
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Shiro Miyake
奈良県にある東大寺学園中学・高校は、卒業生の大半が東大・京大や国公立の医学部に進む、日本でも屈指の進学校である。
そのハンドボール部が今夏、奈良県予選を制し、インターハイへの出場を決めた。しかも、この10年間で3度目となる。練習は、平日は授業後の約2時間。週4日の練習日という、インターハイ出場校の中では圧倒的に少ない練習量で、なぜ全国の舞台に辿り着けたのか。
安井監督は理由のひとつに「メンタルの強さ」を挙げる。
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「上には上がいることを分かっているんですよね。無理なものは無理だし、そのかわりできることは絶対にやる」
その言葉どおり、今夏の県大会決勝では前半終わって5点差のビハインドを跳ね返し、4点差で逆転勝利を収めている。
キャプテンと3年生が語る「両立」のリアル
部員たちも、それぞれの思いを抱えながらコートに立っている。2年生でキャプテンを務める山﨑涼央はこう話す。
「勉強の調子が悪いときでも『まぁハンドボールがあるしな』と思えるし、逆にハンドボールの調子が悪いときは『じゃあ勉強、頑張ろう』みたいに思えるのはプラス面かなと思います」
進路希望は東大か京大で環境工学を学ぶことだという。
一方、3年生まで部に残った村上大樹は「自分が残らずにチームがインターハイに行くのを目にしたら、絶対後悔するだろうなと思って」と語る。
学内でもトップクラスの成績を誇る村上の進路希望は、京大の医学部だ。「大変なことをやっているということ自体が自信にも繋がる」と、その表情には迷いがない。
一方で、そんな彼らの話を聞いていると、シンプルな疑問も浮かんでくる。
東大寺学園のような全国屈指の進学校であれば、当然、彼らやその保護者のプライオリティは勉学が第一であることは想像に難くない。
となれば学業面だけで見れば、運動部の活動にガチンコで打ち込むというのは、長い拘束時間や心身の負担も含め、デメリットすらある。楽しさだけで続けられるほど、全国の舞台を目指す部活が甘くないのは誰の目にも明らかだろう。
それでもそんな学校で、あえて強豪の部活を選び、彼らがそこで戦う意義は何なのだろうか――? そんな疑問をぶつけると、安井から返ってきた答えは意外なものだった。
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