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「ブラジルに勝っても“最大のサプライズ”ではないね」ドイツ人記者が日本の成長にため息…「ドウアンがカギになる。あの夢のようなゴール!」
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中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/28 17:02
「水を運ぶ人」の仕事ができる、と評する堂安がブラジル戦のキーマンだろう、とドイツ人記者は見る
「失点シーンよりも問題だったのが、後半にあったスガワラのボールロストシーンだ。ペナルティエリアのすぐ外でドリブルしてしまい、そこからのミスでスウェーデンにシュートまで持ち込まれた。ブラジル相手にああしたミスは手痛い罰を受けることになる。
日本は傾向としてクリアに逃げることが少ない。これはとてもポジティブな面だ。相手にプレスをかけられてもうまくかいくぐろうとするし、うまくいくことも多い。ただ、サッカーでは無理をせずにボールを蹴りだして時間とスペースを整理する必要な局面もある。決勝トーナメントでは、1つのミスが試合を決定づけることもあることを忘れてはいけない」
有利なのはブラジル。しかし……
日本対ブラジル。「どちらが有利かといわれたら?」と尋ねてみた。リルは少し考えてから次のように答えてくれた。
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「ブラジルと答える。でも日本が勝ったとしても、それは大会における最大のサプライズとはならない。それは考えられる結果だからだ」
ひょっとしたらこれまでの日本だったら「決勝トーナメントでブラジルと対戦」という響きでメンタルコンディションが揺れて、気負いすぎたり、心配になったりしたかもしれない。でもリルはいまの日本代表がブラジルが対戦相手になったからといって慌てたり、不安になることはないと断言していた。
「ナーバスさを感じない。技術的なミスはサッカーの試合だからありうる。シュートが枠を外すことだってある。でも慌ててシュート、みたいなシーンがほとんどないんじゃないか? 慌てたプレーは、どこかに不安がある時に生まれる。そうしたプレーが日本にはない。みんな確信を持ってプレーをしている。ブラジル相手でも、そんな自信を持ったプレーをしてくれるはずだ。日本が勝ち残ることを願っているよ」
スタメンの選手起用に交代選手の選択とタイミング、戦術・戦略の仕掛け合いなど、まさに総力戦だ。王国ブラジルとのガチンコ勝負。日本サッカーの現在地を知るうえでこれ以上ない試合になることは間違いない。

